楽天市場もさらなる取り組みとして、楽天の配送サービスを始めています。
その名は『楽天スーパーロジスティクス』
明らかにAmazonを意識した自社配送サービスですね。
そんな楽天スーパーロジスティックスについてどこがおすすめなのかを説明していきます。
楽天スーパーロジスティックスって?
楽天スーパーロジスティックスとは楽天市場の出店店舗の商品の保管から出荷までを代行して行うサービスです。
ギフトラッピングや販促物の封入などの多様な作業もオプションで用意しています。
注文から配送までの流れ
楽天スーパーロジスティクスのサービス内容
■楽天スーパーロジスティクスの物流サービス領域
楽天スーパーロジスティクスは商品の入荷作業、保管、お客様へのお届けまで、物流業務を一括してお受けいたします。
物流業務をアウトソーシングすることで、商品企画、販売促進といったコア業務に集中することができます。
・ショップ運営集中領域
物流業務をアウトソーシングすることにより、コア業務である競合との差別化に向けた販売促進企画・実行に集中できます。セール時も波動対応を気にすることなく売りを最大化し、購入率の向上にもつながります。
・楽天スーパーロジスティクスサービス領域(アウトソーシング)
きめ細かなオペレーションで、入荷から配送まで高品質な物流サービス提供します。 安心の専任担当制で、楽天市場を熟知したEC物流のプロが物流面から、ショップ様の売り上げアップに貢献いたします。
■商品お届けまでの流れ
■オプション内容
【ギフトラッピング】
ご用意したギフトラッピング資材で商品を包装し、出荷致します。もちろん、あす楽対応できます。
【チラシ、販促物封入】
チラシや販促物などの封入物同梱が可能です。 同梱されたチラシ類はほぼ100%購入客の目に入るため、売り上げアップに期待できます。
【コンテナ入荷】
海外からのコンテナを直接倉庫で荷受けし、在庫計上してくれます。 大量の入荷でも楽天スーパーロジスティクスにお任せ。 コンテナで入荷する際は、着荷スケジュールをご相談が必要。
【不着返品受入】
長期不在時の不着戻り商品を倉庫にて荷受してくれます。
検品し、良品の場合は在庫として計上をしてくれます。
楽天スーパーロジスティクスとシステム連携が必要
楽天スーパーロジスティクスととRMSの間に受注管理システム(OMS) が必要です。
受注システムについては以前解説しています。
こちらからご覧ください。
■BOSS
楽天グループが運営している受注管理システムです。
楽天が運営しているため、連携が簡単!
・RSL(楽天スーパーロジスティクス)で出荷できる商品が多い
・注文変更や備考欄のコメントが少ない
・注文確認メールと出荷確認メールだけで運用している
・お支払い方法を限定している
上記に該当していれば最適と楽天が言っています笑
他のECモールにも対応しています
個人的には機能的に微妙だと思います。
■NEXTENGINE
他システムとの連携が柔軟にできる受注管理システムです。
ただ複数出荷拠点には対応していないので、一カ所からの出荷であればおすすめできます。
■TEMPOSTAR
複数拠点にも対応しているシステムです。
こちらも楽天スーパーロジスティックスに対応している受注管理システムです。多機能なイメージが強いですが、カスタマイズはあまりしたくないようです。デフォルトで使うのであれば、個人的には結構おすすめです。
基本、楽天のような大きなモールのサービスにはデフォルトで連携できる受注管理システムが多いです。
現在使用しているシステムで対応できるか提供している会社へ問い合わせてみるのもいいでしょう。
楽天スーパーロジスティクス(RSL)のメリット3選
■ECのための物流アウトソーシングサービス
物流に関する業務はお任せできます。入庫から出荷まで一連の出荷作業を代行してくれるため、ショップの運営に集中できます。
専門で作業をしてくれるため、梱包スキルや出荷作業量も自社で行うよりも安心できます。
■あす楽に対応エリアが全国の90%
年中無休で稼働していることと、繁忙期などの注文件数が大きく跳ね上がるような状況でも楽天が責任もって出荷を行ってくれます。あす楽に対応できるため、競合との差別化ができます。
■安心の専任担当制
EC特有のポイントを熟知した担当が付きます。初めての物流アウトソーシングでも安心できます。
楽天スーパーロジスティックスを活用すると
【事例1】
■梱包・配送品質が改善してショップレビューが向上
【導入前の課題】
・楽天スーパーセールやマラソンのセール時に注文が急増すると、普段出荷作業をしていない人員も応援にきてもらっていたため、不慣れな業務をする人員が増えるため、誤出荷や梱包不備などが増えてクレームが発生
【導入後の変化】
・出荷作業に対する負担がなくなり、売上対策の販売促進に集中できるようになった。
・出荷業務のプロが作業をするため、誤出荷の減少・梱包もきれいになり問い合わせなどの負担が減少した
・あす楽などにより、購入者の満足度が向上、ショップレビューもよい評価が増えた。レビューが良くなったことで、新規ユーザーの購入率も向上した。
【事例2】
■在庫レポートで売れ筋強化、長期在庫をキャッシュに
【導入前の課題】
・売上アップのために取扱商品数を増やした結果、在庫の管理が煩雑化し把握ができていない
・管理が煩雑になったため、売れ筋の欠品も発生。取り寄せたり納期の確認などに時間を要した
【導入後の変化】
・販売可能在庫をデータで管理が可能になったため、欠品商品が減った。
・毎日配信される『在庫エイジングレポート』により、在庫がどれくらいの期間動いていないのかなどを『見える化』できた
・長期在庫を特定してセール時の特売品として、販売できたため在庫のキャッシュ化ができ、保管費の削減にも成功した。
【事例3】
■競合ショップとの差別化は『365日あす楽出荷』
【導入前の課題】
・利用している配送会社があす楽に必要な翌日配送カバーエリアに制約があった
・競合と価格以外で差別化ポイントを模索していた。
・年末年始などの長期休暇に出荷体制がないため、リードタイムに時間がかかってしまう。
【導入後の変化】
・あす楽の対応が90%以上になったため、売上もアップ。
・年末年始も関係なく365日出荷をするため、売り上げの波を作ることなく全体の売上アップ。
・共同が配送していない間に新規ユーザーの獲得ができた。
利用までのプロセス
■取扱い可能な商品について
・衣類、靴、バック
・家電、電子機器
・酒、食品(常温保存が可能なもの)
・インテリア。日用品雑貨
・スポーツ用品
・化粧品、化粧小物
・キッズ、ベビー、玩具
・本、音楽、ゲーム
■取扱いができない商品について
・危険物、毒物、劇物
・医薬品
・生体(生もの)
・販売価格が30万円以上の高額商品
・組立設置の必要な商品
・利用運送約款及び、配送業者の約款上取り扱えない商品
■利用前提条件について
・倉庫内システムとの情報連携システム(または受注管理ソフト)の導入が必要
・出荷時の配送可能サイズに上限あり(3辺合計160cm以内まで)
・商品は空調設備のない環境において保管(夏場は最大40℃程度、冬場は0℃程度)
国内の拠点はどこにあるの?
〇千葉県市川市塩浜1-7-2 プロロジス・パーク市川Ⅰ
〇千葉県市川市塩浜1-6-3 GLP・MFLP市川
〇千葉県市川市千鳥町12-1 アイミッションズパーク市川塩浜
〇大阪府枚方市長尾谷町1-2-1 GLP枚方Ⅲ
〇千葉県流山市南261 GLP流山Ⅱ
〇千葉県習志野市東習志野7丁目3-1 Landport東習志野
ほとんど千葉県ですね!
まとめ
・自社で出荷業務に負荷をとられたくない
・安定した出荷を目指したい
・毎日の出荷と配送リードタイムで他社と差をつけたい
・在庫の管理を簡単にしたい
などの課題があるショップはぜひ取り組みんでみましょう!
私の運営しているショップでも、楽天スーパーセールや楽天マラソンのときに、出荷がパンクしてしまった経験があります。
その後の問い合わせも増えて、毎日夜中まで仕事することになることも
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