【2026/02/19】押し目買いの好機か。政治と経済の歯車が噛み合い始めた市場

本日の日本市場は、昨日の大幅反発の流れを引き継ぎ、堅調な推移を見せました。心理的節目である5万7000円台をしっかりと固める動きとなっており、市場には力強さが戻りつつあります。

目次

本日の市場概況

本日のマーケットは、朝方から買いが先行し、終始プラス圏で推移する安定した展開となりました。

・始値:57,472.08円
・高値:57,709.82円
・安値:57,362.01円
・終値:57,467.83円:前日比:+323.99円(+0.57%)

市場全体が動いた理由

  1. 米国市場のハイテク株高 昨晩の米国市場で、主要なテック企業が底堅く推移したことが日本市場の安心感に繋がりました。特に半導体以外のハイテク銘柄にも買いが広がったことが好材料となりました。
  2. 高市政権の政策具体化への期待 第2次高市内閣が発足し、具体的な経済対策の内容が伝わり始めたことで、国内景気の浮揚を期待した買いが入っています。特に「攻めの財政」への期待が投資家心理を明るくしています。
  3. 為替の安定推移 ドル円相場が急激な変動を見せず、1ドル=150円台で落ち着いた動きを見せたことで、輸出企業を中心に業績への懸念が和らぎました。

日中の値動き

寄り付きから5万7400円台でスタートし、午前10時過ぎまではやや揉み合う展開でした。
しかし、午後に入ると一段高となり、13時21分には本日の高値である5万7709円まで上昇しました。
大引けにかけては利益確定売りに押されたものの、5万7400円台を維持して引けています。

寄与度・セクター分析

指数を動かした主な銘柄を分析します。なお、昨日の分析で使用した主要銘柄(東京エレクトロン、TDK、アドバンテスト、ソフトバンクグループ、ファナック、住友ファーマ)を除いた顔ぶれで解説します。

指数を押し上げた寄与度上位銘柄

東京エレクトロン(8035)

影響度:プラス124.34円 関連要因: 半導体製造装置の世界的な需要拡大を背景に、前日比2.86パーセントの上昇を記録しました。 ハイテク株全体に買いが広がる中、同社は一銘柄で指数を120円以上押し上げるという、圧倒的な貢献度を見せました。 生成AI市場の成長に対する期待感が依然として高く、機関投資家からの継続的な資金流入が確認されています。

株探リンク:https://kabutan.jp/stock/?code=8035

ソフトバンクグループ(9984)

影響度:プラス91.45円 関連要因: 前日の調整を経て、本日は2.64パーセントの反発を見せました。 傘下の英アーム株の好調や、グローバルなテック投資への意欲回復が追い風となっています。 同社のような値がさ大型株の反発は、市場全体のセンチメント改善に大きく寄与しました。

株探リンク:https://kabutan.jp/stock/?code=9984

信越化学工業(4063)

影響度:プラス32.09円 関連要因: 半導体材料であるシリコンウエハーの世界シェアトップとしての地位が改めて評価されています。 前日比3.46パーセントの大幅高となり、半導体関連銘柄の中での底堅さを示しました。

株探リンク:https://kabutan.jp/stock/?code=4063

指数を押し下げた寄与度下位銘柄

アドバンテスト(6857)

影響度:マイナス258.05円 関連要因: 日経平均が続伸する中で、同社は3.58パーセントの下落と大きく値を下げました。 直近の上昇ピッチが速かったため、利益確定売りに押される形となり、一銘柄で指数の上昇を約250円分も阻害しました。 半導体セクター内での資金の循環が起きていることを象徴する動きです。

株探リンク:https://kabutan.jp/stock/?code=6857

TDK(6762)

影響度:マイナス25.07円 関連要因: 前日までの堅調な動きに対する反動から、本日は2.05パーセントの下落となりました。 電子部品株の中では短期的な調整局面に入っており、高値圏での利益確定の動きが優勢となりました。

株探リンク:https://kabutan.jp/stock/?code=6762

KDDI(9433)

影響度:マイナス15.64円 関連要因: 前日比1.46パーセントの下落となりました。 市場全体が成長株主導の上昇を見せるリスクオンの地合いの中で、相対的にディフェンシブな通信銘柄から資金が流出したものと考えられます。

株探リンク:https://kabutan.jp/stock/?code=9433

影響についてのまとめ

2026年2月19日の日経平均は、アドバンテストの急落という大きな下押し要因がありながらも、東京エレクトロンやソフトバンクグループなどの主力株がそれを上回る買いを集め、結果として300円を超える続伸となりました。

終値ベースで5万7400円台を維持したことは、投資家心理が非常に強気であることを示しています。 一方で、特定の半導体銘柄には激しい利益確定売りが出るなど、銘柄ごとの需給バランスが極めてシビアになっている点には注意が必要です。 今後も指数の動きだけでなく、どの銘柄が実需で買われているのかを冷徹に見極めることが求められます。

重要ニュース

高市政権が20兆円規模の経済対策を具体化、デフレ脱却へ攻めの姿勢

解説 第2次高市早苗内閣が、20兆円規模に達する大規模な経済対策の策定に入ったことが報じられました。特に半導体やAIインフラ、防衛産業への重点的な投資が盛り込まれる見通しです。市場はこれを「国策による裏付け」と捉え、関連銘柄への長期的な資金流入を期待しています。財政出動による国内景気の底上げが現実味を帯びたことで、投資家心理を強力に支える要因となりました。

関連リンク:https://www.nikkei.com/economy/economic_policy/

市場への重要度:☆☆☆☆☆

半導体セクター内で明暗、東京エレクトロン独歩高とアドバンテストの急落

解説 本日の日経平均を象徴する動きとして、半導体関連株内での激しい資金シフト(セクターローテーション)が挙げられます。東京エレクトロンが指数を120円以上押し上げる一方で、アドバンテストは利益確定売りに押され、指数を250円近く押し下げる展開となりました。これは半導体セクター全体への期待は維持されつつも、過熱感のある銘柄から次なる成長株へ、投資家がシビアに選別を始めたことを示唆しています。

関連リンク:https://finance.yahoo.co.jp/quote/8035.T

市場への重要度:☆☆☆☆

1月の貿易赤字が大幅縮小、日本企業の「稼ぐ力」が改めて評価

解説 財務省が発表した1月の貿易統計によると、輸出が好調を維持したことで貿易赤字が市場予想以上に縮小しました。特に自動車や半導体製造装置の輸出が伸びており、日本企業の基礎的な収益力が向上していることが確認されました。為替の安定も相まって、日本市場への再評価が海外勢の間で広がっています。実需に基づいた景気回復への自信が、日経平均の5万7000円台定着を後押ししています。

関連リンク:https://www.bloomberg.co.jp/news/

市場への重要度:☆☆☆

今日のニュースのまとめ

本日のニュースを総括すると、日本市場は「政策」と「実需」の両輪で動いていることが明確になりました。高市政権の経済対策という追い風に対し、企業業績の裏付けが追いついてきた形です。

サラリーマン投資家として注意すべきは、半導体株に見られたような激しい銘柄入れ替えです。一時のブームで買われる時期は終わり、これからは「本当に利益を出している企業」だけが生き残るフェーズに入ります。

会社での労働は理不尽に満ちていますが、マーケットは数字と事実だけで動く誠実な場所です。今日のような市場の変化を冷徹に見極め、着実に資産という名の盾を厚くしていきましょう。

ないと’s 投資判断

結論:強気の「一部押し目買い」および「保有継続」です。

現在の日本市場は、5万7000円という大きな壁を突破し、そこを足場として固める非常に強い地合いにあります。4日続落後の反発からさらに続伸したことで、短期的な調整は一巡したと見て良いでしょう。ただし、銘柄間での激しい資金移動が起きているため、何でも買えば良いという時期ではありません。

判断の理由

・5万7000円台での定着 日経平均が心理的節目を維持し、下値の堅さが証明されました。これは大口投資家がこの水準を正当な価格と認め始めた証拠です。

・国策という最強の買い材料 高市政権による20兆円規模の経済対策は、株式市場にとってこれ以上ない追い風です。特に半導体やインフラ、防衛といった分野への資金流入は一過性では終わりません。

・企業業績への信頼回復 貿易統計の改善に見られるように、日本企業の稼ぐ力が戻っています。期待だけでなく、実需が伴っている点が現在の強みの源泉です。

今後の具体的なアクション

・「出遅れ優良株」への資金移動 本日一部で起きた利益確定売りの動きを参考に、過熱感のある銘柄を深追いせず、まだ上がりきっていない業績優良株(ソニーグループやトヨタ自動車など)への分散を検討してください。

・キャッシュポジションの20パーセント維持 来週に控えた米エヌビディアの決算は、市場全体の方向性を一変させる可能性があります。万が一の乱高下に備え、全力買いは避けて現金を一部残しておきましょう。

・逆指値注文の徹底 残業などで相場を見られない時間は、システムに資産を守らせてください。現在の株価から5パーセントから8パーセント下に損切りラインを置くことで、致命傷を避けることができます。

・国策関連セクターの深掘り 週末の時間を使って、20兆円の経済対策でどの企業に直接的な恩恵があるかを分析してください。建設、通信インフラ、防衛関連などは引き続き要注目です。

最後に一言

理不尽な上司の言葉に耳を貸す必要はありません。私たちが本当に向き合うべきは、自分自身の未来と、それを支える資産の数字です。

会社という狭い世界に閉じ込められていると感じるかもしれませんが、マーケットは世界と繋がっています。今日あなたが下した冷静な判断が、数年後のあなたを自由の身にします。

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